• お問い合わせ
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • サイトマップ
  • 携帯サイト

メニュー

ホーム > 学校・授業の教材 > 郷土の民話 > 『郷土の民話』西播編 > 歯無〈はな〉しじいさん(相生市)

ここから本文です。

更新日:2012年11月26日

歯無〈はな〉しじいさん(相生市)

むかし、近くの村に、話の上手な、おじいさんが住んでいました。このおじいさんは、毎日藁仕事〈わらしごと〉をしていました。ある日、村の子どもたちが、
「おじいさん、きょうも話をしておくれ。」
といいました。
「よしよし、してやるから、その前にこの藁打〈わらう〉ちを手伝っておくれ。」
子どもたちは喜んで、藁を打って手伝いました。
やがておじいさんは、
「わしの口を見ろ。」
といって、口を一ぱい大きくあけました。子どもたちがのぞくと、そこには歯が一本もありませんでした。すると、おじいさんはいいました。
「それ、それ、歯なしだ。」

お問い合わせ

情報管理部広報係

電話番号:078-331-9962

ファクス番号:078-331-8022