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ホーム > 学校・授業の教材 > 郷土の民話 > 『郷土の民話』西播編 > 頭のいくつもある男(相生市)

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更新日:2013年3月4日

頭のいくつもある男(相生市)

昔、むかし、ある村で新年宴会〈えんかい〉が開かれていました。
酒もよくまわり、にぎやかなことになりました。
ある人が酒の酌〈しゃく〉をし、つい、お金持ちの旦那〈だんな〉さんの着物をよごしてしまいました。
おわびをすると「こんな着物はなんぼでもある、かまわないよ。」といいました。
同じ場でのんでいた一人の男は、なるほどあんなふうにいえばいいのだな、と思いました。
酌をしてさわいでいる時、つい一人の男の手が頭にあたりました。
「すまなんだ、かんにんしてくれ」といいました。
すると、あてられた男は、
「こんな頭なんぼでもある。気をつかってもらわなくてもよい。」といいました。

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