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ホーム > 学校・授業の教材 > 郷土の民話 > 『郷土の民話』神戸編 > 刀鍛冶〈かたなかじ〉の三條宗近〈さんじょうむねちか〉(兵庫区八多町)

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更新日:2013年2月11日

刀鍛冶〈かたなかじ〉の三條宗近〈さんじょうむねちか〉(兵庫区八多町)

長尾町のとなり、八多〈はた〉町の小名田〈おなだ〉という所に、今から八百年前の平安時代に、有名な刀鍛冶〈かたなかじ〉、三條小鍛冶宗近〈さんじょうこかじむねちか〉の仕事場〈しごとば〉があったと伝えられるあとが残っています。
この宗近は、わが国の、有名な刀〈かたな〉づくりの五人のうちにかぞえられ、そのつくった三日月〈みかづき〉という刀は、今日〈こんにち〉、重要文化財〈じゅうようぶんかざい〉となっています。
宗近は京都に住んでいたのですが、この小名田の地に、刀づくりにもっとも必要〈ひつよう〉なよい粘土〈ねんど〉があると聞いて、ここへ移ってきて刀づくりをしたといわれています。
また江戸時代の中ごろには、その子孫〈しそん〉の国久〈くにひさ〉も大阪から移ってきて、やはり刀づくりをしたと伝えられています。
いまも、その仕事場〈しごとば〉のあとや刀づくりの水をくんだ井戸〈いど〉が残っており、毎年お正月にはしめなわ・・・・がはられ、お神酒〈みき〉がそなえられています。

(『摂津名所図会』・『有馬郡誌』)

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