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ホーム > 学校・授業の教材 > 郷土の民話 > 『郷土の民話』神戸編 > 禅昌寺〈ぜんしょうじ〉の山門(須磨区禅昌寺町)

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更新日:2012年11月12日

禅昌寺〈ぜんしょうじ〉の山門(須磨区禅昌寺町)

禅昌寺〈ぜんしょうじ〉の山門は、左甚五郎〈ひだりじんごろう〉がこまかい細工〈さいく〉をほどこして作ったといわれています。

山門のとびらをあけしめすると、笙〈しょう〉・篳篥〈ひちりき〉(ともに雅楽〈ががく〉に用いる笛)の音がすると伝えられ、ためしてみると、キー、ヒュー、ピーと、ねいろよく鳴ったそうです。
ところが、ある時、音が小さくなってしまったので、近くの大工〈だいく〉さんにたのんで修理〈しゅうり〉をしました。しかしぎゃくに、よけいに音が悪くなってしまいました。人びとは、「名人の作った細工は、誰にも修理できるはずがない。」と考えて、それからは門がいたんでも、そのままにしておくことに決めたといいます。

また、この禅昌寺の境内〈けいだい〉に、戸沢光盛〈とざわみつもり〉のお墓があります。
光盛は、天正十九年(一五九一年)に豊臣秀吉の命令で朝鮮征伐〈ちょうせんせいばつ〉にいくため、塩屋の村までやってきました。しかしそこで、はしかにかかって十七才で死んでしまったのです。このため、この光盛のお墓にまいると、はしかにかからずにすむといって、多くの人びとがそこにおまいりをしたようです。

(『西摂大観』)

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