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更新日:2012年6月20日
むかし、背の高さが二十丈余り(六十メートル余り)もある大男がいました。
「ひとつ、日本中を旅行してみよう。」
金沢、富山、京都(これらの地にも大男の足跡が残っていたという。)などをまわってきて播磨〈はりま〉へやってきた大男は、海のむこうにみえる淡路島をみて、「ああ、なかなかすばらしい島じゃないか、行ってみょう。」と、ひとまたぎで淡路島へ渡ったのである。その男の歩幅〈ほはば〉は七・八里(二八~三二キロメートル)もあった。その時の大男の足が、安坂〈やつさか〉(洲本市中川原町)と塔下〈とうげ〉(五色町鮎原)との境のあたりに、残っていたという。
淡路島へ渡った大男がその後どこへ行ってしまったのか誰も知らない。
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