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2025年9月20日(土)~11月9日(日)の期間、大阪市立美術館にて特別展「NEGORO 根来ー赤と黒のうるし」を開催いたします。 いわゆる「根来(ねごろ)」は、堅牢な下地を施した木地に黒漆を中塗りし、朱漆を上塗りした朱漆塗漆器(朱漆器ともいう)を指します。おおらかで明快な姿かたちに加えて、長年の使用により表面の朱漆が磨滅して下に塗られていた黒漆が現れることで生まれる古色も、大きな魅力となっています。 かつて大寺院として広く世に知られた根來寺(ねごろじ和歌山県岩出市)で、朱漆器が作られていたとする伝承から、後世にこの名がついたといわれています。 本展では、根來寺が繁栄を極めた中世の漆工品を中心に、その前後の年紀や伝来の確かな名品、著名人の愛蔵品、そして現代に息づく赤と黒に彩られた漆器の数々をご紹介します。また、現代美術家・杉本博司氏によって、室町時代の根来経箱と古墳時代のガラス玉を用いて創作された「瑠璃の浄土」の出品も決定しました。大阪・関西万博が開催されている今年、JAPANを代表する漆の美を心行くまでご鑑賞いただける展覧会です。
2025年9月20日(土)~2026年2月1日(日)の期間、兵庫・神戸市立博物館にて阪神・淡路大震災から30年の取り組みのひとつとして「阪神・淡路大震災30年 大ゴッホ展 夜のカフェテラス」を開催いたします。 オランダを代表する画家の一人、フィンセント・ファン・ゴッホ(1853-90)。現代でこそ世界的に高い人気を誇り、唯一無二ともいえる存在感を放つ画家となりましたが、その人生は苦難の連続でした。しかし、彼は困難に立ち向かい続け、諦めない強さ、そして癒しと安らぎを芸術に見出しました。 本展では、クレラー=ミュラー美術館が所蔵するコレクションから《夜のカフェテラス》をはじめとする名品の数々を展示。阪神・淡路大震災から30年の2025年に開催する第1期では、オランダ時代からアルルに至る画業前半を紹介し、誰もが知るファン・ゴッホになるまでを辿ります。そして2027年に予定している第2期では、《アルルの跳ね橋》《夜のプロヴァンスの田舎道》などが来日し、アルルから晩年までの画業後半に迫ります。 ファン・ゴッホの人生とともに歩む両期をあわせると、その作品数は約100点にのぼる規模となります。…
大阪出身で、大正から昭和初期にかけて活躍し、日本人としての油彩画を追求し続けた画家、小出楢重(1887-1931)。特に裸婦像は「裸婦の楢重」と称されるほどの独自の様式に到達し、日本女性の裸身を絵画上に魅力的に表現しました。 四半世紀ぶりの本格的な回顧展となる本展では、楢重の創作を各時代の代表作とともにたどり、画家が求めた独自の表現について再考します。また、油彩画のみならず、ガラス絵、挿絵、装幀、随筆などに発揮された多彩な才能もあわせて紹介します。さらには、設立者の一人となり、1924年(大正13)に大阪市西区に開設された信濃橋洋画研究所を特集。楢重の教育者としての活動を振り返ります。日本近代洋画史上稀有な才能を発揮した楢重について、その魅力を再発見する機会となるでしょう。
今からおよそ100年前、宗教哲学者の柳宗悦(1889-1961)によって提唱された「民藝(民衆的工藝の略)」。それは、日々の暮らしに寄り添うものに美を見いだすという、新しい価値観であり、提案でした。その対象とされたのは、用途に即してつくられた「手仕事」による生活道具。それは、近代化にともない、失われつつあるものでした。しかし、民藝が目指したものとは、手仕事をそのまま保護するというよりも、その精神を正しく受け取り、新しい生活スタイルに合ったものづくりへと導いていくことであり、何よりも「生活の芸術(アート)」という、私たちが心豊かに生きていくうえで欠かせないものを手放さないという、一つの哲学であったのではないでしょうか。 生活道具の中でも、特に使用頻度の高い「器(うつわ)」は、民藝の「現代性」を体現するものといえるでしょう。民藝では、名も無き職人の手仕事、つまり「無銘性」が唱えられたことで、ともすると、個人作家の美意識によってつくられたものを否定しているかのように思われがちですが、民藝の思想を深く理解し、その根幹を支え、現代へと橋渡しをしたのは、なんといっても、優れた創造性を持つ個人…
2016年に次いで〈日本画との対話〉と題して開催する本展では、自然と人間、その存在と関わりの探求をテーマに、BBプラザ美術館の日本画コレクションを紹介いたします。 日本画は、日本の風土や日本人の美意識、精神性によって育まれてきた絵画です。多くの日本画家たちは、歴史に培われた伝統を受け継ぎながら、常に新しい表現を切り開き、自然や自身と対峙し葛藤を繰り返しながら、今日に至っています。 今展では、四季折々の美しい自然に自らとの接点を築き、その中に在る人間の存在を描き出してきた画家たちによる珠玉の作品群を紹介いたします。 私たちの心に寄り添い、自己との対話の機会を与えてくれる日本画の世界をお楽しみいただければ幸いです。
本展ではコレクションの中から、2025年に生誕150年を迎える上村松園(1875-1949)、生誕120年を迎える三岸節子(1905-1999)、同じく生誕120年を迎える片岡球子(1905-2008)、そして2026年に没後70年となるマリー・ローランサン(1883-1956)、以上4名の女性画家たちによる作品を一堂に展示致します。 2015年に国連で採択されたSDGs(持続可能な開発目標)、17ある目標の一つに「ジェンダー平等」が掲げられています。しかしながら採択より10年が経過した現在においてもジェンダーギャップの問題はなお多く残されています。 ましてや彼女たちが画家を目指した100年以上前、今より男性中心の社会であった美術界において、女性が高い志をもって画業を全うすることは大変困難でありました。 そのような状況下にありながら、しなやかに逞しく生きた彼女たちの華やかかつ情熱的で個性あふれる作品は、現代を生きる私たちにもきっと勇気とエネルギーを与えてくれることでしょう。山王美術館でしか出会うことのできない作品の数々をどうぞご覧ください。
長谷川義史さんの作品は、ほのぼのとした雰囲気と表情ゆたかでユニークな登場人物が印象的です。 ダイナミックな筆づかいによって生み出された登場人物たちは、絵本の中で笑いあり涙ありの物語をくり広げます。 ふるさと大阪を舞台に、家庭や学校での日々を描いた作品には、家族や先生、友人を大切に思う気持ちが込められています。また、戦争や震災をテーマにした作品には、身のまわりにある幸せの大切さを改めて考えさせられます。 本展では、絵本原画を中心にイラストやスケッチ、立体作品など約230点 を展示し、「世界中のみんなが笑っていてほしい、幸せであってほしい」という願いが込められた長谷川さんの創作の世界を紹介します。 全国巡回展の最終会場となる本展では、MBSテレビの番組で長谷川さんが描いた尼崎の風景スケッチなども特別出品されます。長谷川さんの作品の魅力をたっぷりとお楽しみください。
国立国際美術館は、2025 年 6月 28 日( 土)から 10 月 5日( 日 )まで、「非常の常」展を開催します。 私たちは今、常態化した非常事態を生きています。 理不尽な攻撃や突然のクーデター、地震、洪水、山火事などの自然災害によって、多くの人々が住む場所を失い、強制的な移住を余儀なくされています。未知のウイルスが突如私たちの生命を脅かした経験は記憶に新しく、それによる政治的混乱、人間関係の分断、日常の喪失は、今なお日々の暮らしに影を落としています。 生成AI など人工知能を含むテクノロジーが飛躍的に発達し、私たちが目にするイメージや情報の真正性の判断は、時に極めて困難になりました。さらに、情報の流通が複雑なアルゴリズムに支配され、サイバー空間での攻撃がいよいよ本格化したこの超高度情報化社会では、誰もが生の根底に不安を抱き、焦燥感や拠りどころのなさを抱えています。 こうした「非常の常」の時代を、私たちはどのように生きることができるのでしょうか。本展では、8 名の作家の表現を通じて、時代を見つめ、想像力を膨らませ、明日を生きる希望を探ります。
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