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ホーム > 学校・授業の教材 > 郷土の民話 > 『郷土の民話』東播編 > 白鷺〈しらさぎ〉山の伝説(三木市鳥町)

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更新日:2013年3月11日

白鷺〈しらさぎ〉山の伝説(三木市鳥町)

鳥町の南、数百メートルのところに、こんもりと木のしげった小山がありました。これを白鷺〈しらさぎ〉山と呼んでいました。

それは遠い奈良時代のことでした。久留美〈くるみ〉の皇垣内〈おがち〉という所に日本武尊〈やまとたけるのみこと〉のおばさんが住んでおられました。ある年、武尊が西国の賊〈ぞく〉を討つとき、別れのいとまごいをするために、立ちよられました。その時、一羽の白鷺〈しらさぎ〉が武尊の道案内をして飛んできて、その森にとまって羽〈はね〉を休めました。それで村人たちは、白鷺をたいせつにあつかうようになり、その小山を白鷺山と名づけ、そこに白鷺神社をつくりました。

この神社は、その後、住吉神社の境内〈けいだい〉に移されました。山の直径〈ちょっけい〉は約十七間(約三十メートル)あったといいますが、今も残っているそうです。白鷺かどうかわかりませんが、最近まで青田のあぜに立っているのが見られました。
青い稲が風にそよぐところに立つ、まっ白な姿はほんとうに美しい絵でしたが、やがて伝説〈でんせつ〉の中だけにのこることでしょう。

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