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更新日:2023年3月7日
私は高校2年の秋、神戸市立南蛮美術館で佐伯祐三の『パリー風景』の数々を観て感銘を受け、油絵へ。佐伯を見習い、すべての絵は現場制作(数点の100号を除く)。
1969年から83年までの夏、制作した油絵75点で16㎜フイルム、油絵アニメーション映画『風車への道』(23分)の制作を米田映像プロダクションに依頼。主題曲の作曲とギター演奏は広松道雄さん。
今回はこの映画の前半52点の原画を展示いたします。どうぞご高覧下さい。
米田昌弘さんは大阪芸大の写真科の教授になられ、60代半ばで亡くなりました。広松さんは大阪外大スペイン語科卒業。定職をアルバイトに換え、毎年スペインへ。13年前、永住を決め私のラ・マンチャにも何回か訪ねてくれましたが7年前から消息不明に。
映画『風車への道』の習作として、1973年、コダック、スーパー8㎜フイルム『風車への道』(13分)を現地撮影で制作。この時は現地の画家バルブエナが強力な助っ人。その後も彼が油絵絶筆『バルブエナの亡骸』を描いて死ぬまで長年、大の仲良しでした。
『ドン・キホーテ』は前編54章、後編72章の大著。『風車との戦い』は前編8章。私は1983年以後もコロナ禍まで毎年ラ・マンチャへ。しかし、まだ先は遠く、これからも私は旅を続けたいと思っています。
徳 永 卓 磨
カスティージャ ラ マンチャ州の首都トレド(F40号)
2023年4月27日~2023年5月2日
10時~18時(最終日は16時まで)
無料
徳永幸子
ミニ・プチわたくし美術館
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